よろづやアンテナ

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VMware NSX-T ロードバランサー仮想サーバーのステータスがダウン

VMware NSX-T ロードバランサー仮想サーバーのステータスが正常なはずなのにダウンと表示されてしまう事象についての情報になります。

 

情報元はこちらです。

 

NSX-T Loadbalancer Virtual Server status is Down (80450)

https://kb.vmware.com/s/article/80450?lang=en_US

 

情報元は英語になります。

 

症状
NSX-Tバージョン2.5.0 / 2.5.1 / 2.5.2 / 3.0.0 / 3.0.1 / 3.0.2
●LBには、ソースIP永続性が構成された多数の仮想サーバーが構成されています
●エッジ上で/ var / log / syslogにはこれらの例のようなログがあります

 

2020-08-15T11:12:56.839347+00:00 edge01.company.net kernel - - - [253881.647734] Out of memory: Kill process 3824 (nginx) score 385 or sacrifice child
2020-08-15T11:15:20.269544+00:00 edge01.company.net kernel - - - [254025.131547] Out of memory: Kill process 3824 (nginx) score 385 or sacrifice child

 

nginxプロセスのメモリ消費量は非常に高く、以下の例では12GBがLBプロセスに割り当てられています

 

> get processes monitor

PID USER PR NI VIRT RES SHR S %CPU %MEM TIME+ COMMAND
3824 lb 20 0 12.481g 0.012t 0.012t S 0.0 38.5 0:18.84 /opt/vmware/nsx-edge/bin/nginx -u cc5d9f63-bcfc-491f-b90f-ed719642b921 -g daemon off;

 

IP永続性で構成された仮想サーバーの最大構成を超えました

 

 

原因
2.5.2および3.0.2までのNSX-Tバージョンでは、ソースIP永続性で構成された各仮想サーバーでメモリが割り当てられます。


IP永続性で構成されている仮想サーバーが多すぎると、LBのメモリ不足状態になります。UIは不明なステータスを報告します。

 

この記事は、Cookieの永続性で構成された仮想サーバーには適用されないことに注意してください。その場合、標準の構成制限が適用されます。

 

解決
この問題は、NSX-T Datacenter2.5.3で解決されています。

 

回避策
条件がすでに存在する場合は、Edgeを再起動します。

この問題の発生を防ぐには、追加のロードバランサーを作成し、仮想サーバーをLB間で分割して、ソースIPの永続性が構成されているサポートされているVSの最大数を超えるLBがないことを確認します。最大制限については、「関連情報」セクションを参照してください。

再構成がオプションでない場合は、VMwareでサポートリクエストを開いて、代替オプションについて話し合ってください。