1GBイーサネットネットワークでのWindowsファイル共有(SMB)のスループット、パフォーマンスについて調べてみました。今はWindows Server 2019が最新のサーバOSでSMBのバージョンは3になっていますので、速度的にはかなり出るようになったのではないかと思います。
実際に10GBのNICを搭載したサーバ間でデータを転送した場合、10GBイーサネットの帯域をほぼ使い切ってくれました。結果、相当転送速度がでることが分かっているのですが、以前はあまり速度がでていなかったという情報もあります。
まだまだ古いOSを運用しているケースがあると思いますので、参考情報です。
ギガビットイーサネットネットワークでのWindowsファイル共有(SMB)の一般的なパフォーマンスはどれくらいですか?
以下は質問内容の抜粋です。※元は英語
最近、SambaサーバーとWindows Vistaクライアントを使用してギガビットイーサネットネットワーク(ジャンボフレームを使用していません)を介してWindowsファイル共有をセットアップしました。いくつかのファイルコピーを実行しましたが、表示される最大スループットは20MB /秒(メガビットではなくメガバイト)であり、ネットワークの理論上の最大125MB /秒の約15%です。サーバーには約75MB /秒を管理できるRAIDアレイがあり(ボトルネックはPCIバスです)、クライアントはディスク間コピーで約40MB /秒を管理できます。
当時、ネットワーク上に他のトラフィックはなかったことを付け加えておきます。
理論上の最大値が得られないことは理解していますが、これほど悪いとは思いませんでした。
20MB /秒とありますので、Mbpsに変換すると160Mbpsと遅いですね。1GBの帯域の2割くらいの性能しかでていません。
ネットワークのパフォーマンスの問題を修正しました。これらは、サーバー上の貧弱なオンボードNICとクライアント上の古いNICドライバーの組み合わせでした。テスト用に行ったいくつかのバルクコピーで、50MB /秒から80MB /秒の間が表示されています。ただし、転送が予期せず数秒間一時停止することがあります。
これはNICが古いことが原因だったようで、80MB/sまで出るようになったということで、これで改善したとありますが、ハードウェアの要因で速度がでない場合があるというのも参考になりますね。
個人的にはSMBは大きいファイルで結構速度がでると思います。小さいファイルは苦手のようですが、バージョンがあがって速度も改善されていますね。情報が古いので、最近ではWindowsファイル共有(SMB)で遅いというのはプロトコルというよりは、別の要因のような気がしますね。
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