日本人はうつ病の人の割合が多いと言われています。これも日本人の人柄が物語っているわけですが、うつ病は本当に大変だと思います。
私も本格的なうつ病になったことはないですが、軽いうつ病と診断されたことはあります。
そして、私の周りには実際にうつ病になり、自ら命を絶とうとした人すらいます。人生は楽しまないと意味がないのに、辛いものになっている人がたくさんいます。
これも日本人のまじめさが悪い部分として出ている気がします。まじめはいい事ですが、時として自分自身を傷つける場合があります。
そして、そういった人の特徴として、相手に対して申し訳ないと思う人がうつ病になりやすいそうです。
実は、私が軽いうつ病になったときも、自分が悪いと思っていた時でした。仕事がうまくいかず、うまくいかないのはすべて自分のせいだと思っていました。
結果、精神的に参ってしまい、かなり辛い時期を過ごしてきました。そして、軽いうつ病であっても、そこから抜け出すのに約2年ほどかかりました。
本格的なうつ病になったら、どらくらい時間がかかるのかと思うと、ぞっとします。
以前、有名になった書籍の「ツレがうつになりまして。」を読みましたが、うつ病というのは自分だけの問題ではなく、家族も大変な目に合う可能性もあります。
私がこれまでシステムエンジニアの仕事をしていた感じるのは、私たちは仕事の為に人生をささげているわけではないと言うことです。
私はこれまで150時間近くの残業を経験したり、本当に逃げ出したいような現場で仕事をした事もあります。
しかし、そういった経験が自らの人生を台無しにしていると感じることが多々あります。多くの人が感じることだと思いますが、自分だけではどうしようもないことが多くあります。
そして、社会の不条理で精神的に病んでしまう人がたくさんいます。私はそういった環境は我慢するのではなく、さっさと環境を変えてしまえばいいと思うわけです。
特にブラック企業で働いている場合は、自分がそこで耐えらるかどうかを真剣に考えたほうがいいです。逆に無理して続けて、精神を病んでしまったら意味がありません。
そして、こうも考えます。
東京で働き続けて、なぜ、地方で脱サラを願う人が多いのか。それは忙しすぎる人生に疲れてしまうからです。
朝から晩まで家族の為に働いて、気づいたら定年なんて人生は最低だと思っています。
人生っていつから楽しくなくなるのでしょうか。
学生の頃、社会って刺激的で楽しいものだと思っていました、しかし、いざ、自分が社会人になって思うことは、その逆です。
生活する為に仕事をし、仕事の為に家族を犠牲にし、気づけば年齢だけ増えている。
こんなエキサイトできない日常なんてありえないと私は思います。そういった気持ちが自分自身を奮い立たせ、行動する事ができるようになりました。
そして、ようやく自分の為に日々を過ごすことができるようになりました。人生は犠牲の為にあってはならないのです。
自分が思うような人生を送れることこそが、自分の人生を歩むことに繋がると私は思います。