システムエンジニアの仕事を初めて、早くも9年経過していますが、その中でシステムエンジニアが持っておくと便利な道具、ツールを紹介したいと思います。
ネットワークエンジニアだからと言って、業務内容によっては、すべて用意しておく必要はありませんが、いざという時に役に立つものもありますので、準備しておいて損はないと思います。
また、地方の場合は、インフラ全般を見るなんてこともあると思いますので、東京の仕事のようにネットワーク、サーバーというくくりではなく、インフラ全般を運用、管理するケースもありますので、どちらの知識もつけておくといいと思います。地方でネットワークとサーバーの両方の知識があると強いですし、重宝がられます。
さて、話を戻しておすすめの便利な道具です。
■USBシリアル変換ケーブル
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iBUFFALO USBシリアルケーブル(USBtypeA to D-sub9ピン)1.0m ブラックスケルトン BSUSRC0610BS |
ネットワークエンジニアの必須ツールと言えば、「USBシリアル変換アダプタ(ケーブル)」です。デスクトップパソコンには、RS-232Cのシリアルポートが搭載されている事がありますが、ノートパソコンには搭載されていない事が多いので、必須ツールと言えるでしょう。
購入時の注意点としては、64bit版のWindows OSで利用できないものもあるので、利用環境を確認した上で購入するようにしてください。最近はほぼ64bit版のPCになると思いますので、あんまり意識する必要がなくなっているかもしれません。
■コンソールケーブル
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USBシリアル変換ケーブルとセットで使いますが、Cisco、アライドなどのネットワーク機器にコンソール接続する際に使います。Catalystなどのスイッチを購入するとセットで箱に梱包されている事がありますが、現場でもらえない場合は、購入する必要があります。
また、純正品にこだわらなければ、安く購入することもできます。純正品でなくても普通に使えるので、価格重視ならこちらのほうがおすすめです。なぜか、純正品はネットで買うと高いんですよね。会社でももらえたらラッキーです。
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■RJ45延長コネクタ
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ELECOM コンパクト RJ45延長コネクタ LD-RJ45JJ5Y2/E [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] |
これは必須ツールではありませんが、持っていると助かる事があります。基本的な使い方は、RJ45のケーブルを延長する場合に使うのですが、私がよく利用するのはコンソールケーブルの延長です。
作業場所によっては、座る事もできないような場所に遭遇することもあると思います。
その場合も長めのLANケーブルを用意しておいて、コンソールケーブルをNW機器に接続し、自分のPCにはLANケーブル、そしてコンソールの中継で「RJ45延長コネクタ」を利用します。 その他、持っておくとちょっと助かることがあるので、持っておいて損はないでしょう。価格も安いですしね。
【利用イメージ】
■LANケーブル
LANケーブルは会社で用意してくれない事もあるので、持っておくと便利です。少なくとも、ストレートケーブルとクロスケーブルがあればいいでしょう。LANケーブルはネットワークエンジニアの仕事をしていたら確実に使います。ただ、会社で準備されていることが多いので、必須ではないですが、あると助かることがあります。
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ELECOM LANケーブル CAT6準拠 Gigabit スーパーフラット 5m ブラック 【PlayStation 4 対応】 LD-GF/BK5 |
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また、滅多に使う事はありませんが、10Mクラスのケーブルを持っていると、意外と便利だったりします。先日も、作業場所から機器が設置されている場所が遠くて、10メートルのLANケーブルが役に立ちました。
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ELECOM LANケーブル CAT6準拠 Gigabit やわらか 10m ホワイト 【PlayStation 4 対応】 LD-GPY/WH10 |
■ねじりっこ・マジックテープ
LANケーブル、電源アダプターのコードなどをまとめる際に利用するのが、ねじりっこ、マジックテープなどです。
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会社によっては、安全面から利用できるものを限定している事があります。ねじりっこを使って感電したとか事故がかつて起こったという話を聞いたことがあります。
詳細は過去記事で紹介していますので、参考にしてみてください♪
>>ケーブルなどの結線は安全の為に「ねじりっこ」ではなくインシュロック、マジックバンドを使いましょう
■ドライバーセット
ネットワーク機器のラッキング作業で必ず必要になるのがドライバーです。可能であれば、プラス、マイナスドライバーのセットで、種類があるほうが便利です。個人的にドライバーはよく使う道具の一つですね。会社にあることもありますが、いざというときに鞄に忍ばせておくと意外と助かることがあります。
サーバはレールキットがあるのであんまり使わないかもしれませんが、ネットワーク機器の場合は、ビスを回すことが多いので、あると助かります。
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■スイッチングハブ
ネットワークエンジニアに限らず、サーバー構築時でも役に立ったのがスイッチングハブです。作業時に人数が多い場合に使います。また、おススメはギガビットポートを搭載したものです。小ネタですが、以前の現場で、10/100Mスイッチでかなり遅いと苦情がでたことがあります。逆に、今の時代でギガビットでないほうが珍しいかもしれませんが。
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Logitec スイッチングハブ 5ポート プラスチックケース 電源外付け ギガビット対応 ブラック LAN-GSW05/PHB |
ただ、客先作業などの場合、持ち込み不可の場合もあるので、利用はケースバイケースですね。
■有線マウス・ワイヤレスマウス
個人的に必須ツールの一つがマウスです。特に構築時はノートパソコンを持っていくことが多いのですが、その際に、ノートパソコンのタッチパッドで操作していると、どうしても作業効率が落ちます。
体感上では、マウスの有無で、内容にもよりますが作業効率は30%以上は上がると思っています。
特にマウスは自分にあったものを用意して利用するのがベストですね。
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■電源タップ
電源タップも持っておいて損はないですね~。現場によっては電源コンセントが少なくてパソコンの電源がとれない~なんてことも起こります。そういった時に助かるのが電源タップです。また、以下の商品は、雷サージから電子機器を守る、高性能雷サージ吸収素子を内蔵した、雷ガードタップで、雷によるパソコンやAV機器などの電子機器への被害防止に有効です。また、接続機器ごとにON/OFFでき、待機電力を個別に節約できる個別スイッチが付いています。
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エンジニアの仕事の一つは、作業環境を整える事もあります。多くは会社が用意してくれるとは思いますが、会社によっては自分で準備するしかないケースもあると思います。
作業環境一つで、作業効率が全然変わるということがよくあります。作業の効率が上がれば、それ以外の作業や資料作成、設計業務などの時間に割けるようになりますので、作業環境の向上は是非、実践してみてください!