よろづやアンテナ

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ESXi6.7ホストを再起動で「ScratchConfig.ConfiguredScratchLocation」がデフォルト値に戻る

ESXi6.7ホストを再起動で「ScratchConfig.ConfiguredScratchLocation」がデフォルト値に戻るという事象があるようです。普段、構築後はそうそうチェックするところではないので、気づかないかもしれないですね。。。

 

クラッチ領域は、ESXi ホストのインストール時、または最初のブート時に自動的に構成されるため、手動で構成する必要はありません。十分な領域があり、デバイスがローカルであるとみなされる場合、ESXi Installable はインストール時にターゲット デバイスに 4GB の Fat16 パーティションを作成します。 /scratchシンボリックリンクは、4 GBパーティションを指すルートディレクトリに作成されます。「ScratchConfig.CurrentScratchLocation」のデフォルト値は、/scratch シンボリックリンクが指すパーティションです。

 

この事象の原因は、Emulexドライバが独自の /scratch ディレクトリを作成するために発生するそうです。解決方法としては、Emulex iSCSIドライバーバージョン11.2.x以降をインストールします。このドライバーは、MyVMwareポータルから入手できるとのことです。

 

Workaroundも紹介されています。


elxiscsiドライバーを手動で11.2.xから11.1.xにダウングレード
11.2.x elxiscsiドライバーを無効にする
11.2.x elxiscsiドライバーを削除する
または、「ESXi 上での syslog の構成 」に記載されている手順に従い、 [DatastoreName] DirectoryName 形式のデータストアを使用して、詳細設定 Syslog.global.logDir を構成します。

 

「参考」

https://kb.vmware.com/s/article/2151270?lang=ja