ITよろづや

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vCenterサーバでDRSを有効にするメリットは、ESXiのホストメンテナンス時の退避

もはや当たり前に利用されている仮想マシン。一昔前は、物理マシンだけで運営していた企業も今は当然に仮想化しています。そして、今はさらにクラウドへドンドンシステムを移行しています。


企業はこれからは少しでも自社の運用の負担を減らすことを考える時代になってきています。一方でクラウド基盤側を運営するスキルがエンジニア側に必要になっているとも言えますね。


そして、多くの企業がオンプレだとVMwareを採用していると思いますが、vCenterサーバを導入した場合に、vCenterサーバがスタンダード、ESXiがEnterprise Plus以上だと、DRSという機能が利用できます。


DRSについては、以下の公式ブログに丁寧な説明が書かれています。

https://blogs.vmware.com/jp-cim/2014/02/vspheredrs.html

 

以下は抜粋です。

 

DRSには以下の役割を持っています。

・ユーザーによる、VMパフォーマンス要件の最適化。
VMのリソースの分離と共有を提供。
・効率的なインフラストラクチャ活用とリソース管理。
・包括的なクラスタ管理。

上記役割を満たすためのメカニズムとして以下の機能があります。

・初期配置/ロードバランシング
QoSの施行:共有、予約、制限、リソースプール
・ポリシーの施行:アフィニティルール、アンチアフィニティルール
・ホストメンテナンス時の退避

DRSはVMパフォーマンス(メモリ、CPU)の利用状況を見て、適切なホストへ自動的にvMotionしてくれる機能です。

 
海外は自動化が好きだそうですが、日本人はVMがどのホストにいるかを把握できないと嫌というケースがこれまでは多かったそうですが、最近は、積極的にDRSを導入する企業が増えています。

 

ただ、DRSって設定によっては全然動かないことがありますし、細かい設計などしだすと大変だと思います。


そして、どのホストにいるかは、VMwareの基本機能でチェックすることは可能です。例えば、コマンドを実行するか、イベントをチェックするなど。


そして、DRSを有効にするメリットは、「ホストメンテナンス時の退避」というものがあります。特に大規模の環境では、効力を発揮します。この機能がなければ、管理者がいちいち、ホストを選んで仮想マシンをvMotionしなければなりませんが、DRSがこれを担ってくれます。


この機能により、運用管理の負担が軽減されるというわけですね。また、サードパーティーのソフトで、VMの配置場所を管理するものもありますので、合わせて導入すると運用負荷が下がりますね。


また、DRSはリソースに余裕がある場合、レベルによりますが、あまり移動しないケースもありますので、そこは環境に合わせてチューニングですかね。後、仮想マシンが増大したときも、チューニングを検討したほうがいいかもしれません。なぜなら、頻繁に移動すると帯域を圧迫するからですね。