ITよろづや

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vSphere7 HA アドミッション コントロール クラスタ リソースの割合とスロット ポリシー

ついにvSphere7、ESXi7がリリースされました。出る出ると聞いていましたが、ついにですね。6.7でHTML5がかなり使えるようになったので、7だから大きく変わったというところがあるのかすごく気になりますが、今回は、あまり理解できていなかったHA有効時のアドミッション コントロール クラスタ リソースの割合とスロット ポリシーについてです。

 

昔、HAを構成していた時に、上司にアドミッションコントロールはトラブルのもとだからと無効にするという話を聞いて、その後、同僚が設定したアドミッションコントロールの設定で、よくあるリソース不足で仮想マシンが起動できないという問題で、同僚が再計算していましたが、自分自身で設定したことがなく、勉強がてら情報を整理しました。

 

まず、参考になるのが公式サイトの情報です。

 

アドミッション コントロールの構成

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/7.0/com.vmware.vsphere.avail.doc/GUID-C4059DB9-D673-45CB-918C-68C87FEB060A.html 

 

まずはアドミッションコントロールに関する設定方法の抜粋です。

 

手順
①vSphere Clientで、vSphere HA クラスタに移動して参照します。
②[設定] タブをクリックします。
③[vSphere の可用性] を選択し、[編集] をクリックします。
④[アドミッション コントロール] をクリックして構成オプションを表示します。
⑤[クラスタで許容するホスト障害] で数値を選択します。これは、クラスタリカバリできる、または確実にフェイルオーバーを行うホスト障害の最大数を示します。
⑥[ホストのフェイルオーバー キャパシティの定義基準] のオプションを選択します。

 

このオプションの設定が非常に重要になります。ここの設計、設定を誤ると仮想マシンが起動できない問題が発生することがあります。厳密に計算するか、しないかは、将来的に仮想マシンが増えるかどうかがあると思います。ホストの追加もあるとは思いますが、中小企業で仮想マシンは増えないという見込みがあるなら、厳密に計算してもよいかもしれません。一方で、仮想マシンが増える可能性がある場合は、厳密に計算しすぎると、仮想マシンが増えるたびに、再計算が必要になります。

 

その為、一般的?なのかは分かりませんが、「クラスタ リソースの割合 (%)」で設定することが多いという情報があります。

 

 

以下はオプションの抜粋です。

 

クラスタ リソースの割合 (%)

フェイルオーバーをサポートする予備キャパシティとして予約する、クラスタの CPU およびメモリ リソースの割合を指定します。クラスタ リソースの割合 (%) フェイルオーバーをサポートする予備キャパシティとして予約する、クラスタの CPU およびメモリ リソースの割合を指定します。

 

スロット ポリシー (パワーオン状態の仮想マシン)

パワーオンされたすべての仮想マシンに対応できる、または、固定サイズのスロット サイズ ポリシーを選択します。また、複数のスロットを必要とする仮想マシンの台数を計算することもできます。

 

専用フェイルオーバー ホスト

フェイルオーバー処理に使用するホストを選択します。デフォルトのフェイルオーバー ホストに十分なリソースがない場合でも、フェイルオーバー処理はクラスタ内の他のホストで実行できます。

 

「専用フェイルオーバー ホスト」は一番分かりやすいと思います。仮に3台いたら1台をフェイルオーバー先として専用で使う構成です。

 

そして「クラスタ リソースの割合 (%)」が分かりやすいです。これはクラスターに存在するホストのリソースの割合で指定する方式です。計算式でよく出るのが、

 

W/N×100

※Wは障害を許容するホストの台数、Nはクラスタ内のホストの数

 

つまり、クラスタ内にホストが10台いて、2台の障害を許容する場合は、

 

2/10×100=20%

 

という計算になります。これ、よくある?3台構成で1台の場合は、33.333・・・%になりますが、小数点以下は切り捨てられるそうなので、34%にするそうです。※ネット情報です

 

ちょっと気になったのが、複数いるなかでホストのCPU,メモリサイズが異なる場合はどうするのと思います。この場合、クラスタ内の一番リソースが大きい物に合わせるといいそうです。

 

最後に、「スロット ポリシー (パワーオン状態の仮想マシン)」ですが、これ一番考え方が難しいのですが、スロットサイズを算出し、フェイルオーバーキャパシティを決める必要があります。こちらは別途、記事にしたいと思います。