ITよろづや

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ESXiをアップグレード、物理NICを追加した場合にネットワーク切断が発生する

運用中のESXiにハードウェアの変更を加えると、色んな問題が発生する場合があります。


例えば、ESXi/ESX ホストに新たに NIC を追加するか、アップグレードすると、ネットワーク接続が切断されるという事象がVMwareにて公開されています。


発生する事象は以下のようなものです。

・ESX/ESXi ホストに BIOSファームウェアまたはパッチ アップグレードを適用すると、接続が切断されます。
・ESX/ESXi ホストに新たに NIC を追加すると、接続が切断されます。

 

この問題は、BIOSファームウェア、パッチ アップグレードの適用、または新しい NIC の追加の後に発生する NIC 検出が原因で発生します。

外側の世界とのネットワーク通信を提供する仮想スイッチは、VMNIC 名に基づいて構成されます。すべての NIC の名前が変更された場合、vSwitches はパケットを、存在しなくなったインターフェイスに経路指定します。

 

ちなみに、物理NICの”PCI ID”からVMNICへのナンバリング関係は起動時に決定され、データ保全のために、/etc/vmware/ にある esx.conf ファイルに自動的に入力されます。
※仮想アダプタは別です。vmhba3Xなどのアダプターはこのファイルには保存されません。


ESXiホストは、最初にセグメント番号を、次にバス番号、スロット番号、そして最後に機能番号をスキャンします。この順番により、同じマルチポート NIC 上のポートが連番になりますとあります。


説明にもありますが、物理NICを削除、追加した場合に、VMNICの順序が変わり、通信がうまくいかないケースが発生します。

 

ESXi/ESX がインストールされるとき、VMNIC の順序は連続しています。これは、時間を経て変わります。NIC が削除されて別の NIC が追加されるためです。これにより VMNIC の順序が望ましくないものとなり、その他の ESX/ESXi ホストの命名規則と同期がとれなくなる可能性があります。

 

ESXi 5.5 以外のホストで望ましくない VMNIC ナンバリング スキーマを持つホストのナンバリングの順序を変更するには、次の手順を実行します。

①ESXi/ESX ホストをメンテナンス モードにします。
②管理に使用する vmnic0 以外のすべての VMNIC を仮想スイッチから削除します。どの VMNIC がどの vSwitche に割り当てられているかを書き留めます。
③ESXi/ESX ホストをシャットダウンします。
④vmnic0 以外のすべての NIC を削除/無効にします。オンボードNICBIOS で無効にできます。⑤PCI スロットに設置されている NIC は物理的に取り外す必要があります。それぞれの元のスロットを書き留めます。
⑥サーバを起動します。起動時に、削除/無効化された VMNIC はすべて、esx.conf ファイルから削除されます。
⑦ESXi/ESX ホストをシャットダウンします。
⑧必要な NIC をすべて追加/有効化します。オンボードNICBIOS で有効にし、PCI バス NIC は元のスロットに挿入し直します。
⑨ESXi/ESX ホストを起動します。すべての VMNIC は、セグメント、バス、スロット、および機能 ID ごとに割り当てられ、正しい順序になります。
⑩VMNIC を、以前割り当てられていた仮想スイッチに割り当て直します。
⑪ESXi/ESX ホストのメンテナンス モードを終了します。
※esx.conf ファイルの編集による VMNIC 名の変更は、VMware でサポートされていません。

海外サイトなどでesx.confの直接編集する手順などを紹介している場合がありますが、VMwareではサポートしていないので注意が必要ですね。