仕事でCentOS、UbuntuのTeraTerm操作でレスポンスが悪いという状態に遭遇しました。これってサーバーの負荷が原因なのか、そもそも別の原因なのかという切り分けが必要になります。
そこで便利なのがpingです。特に通常のpingだとあんまり細かいオプションが使えないケースがありますが、操作端末がWindowsの場合は、フリーツールのexpingが便利です。
※ExPingは様々なサイトからダウンロードできます。
インストール不要なので、手軽に利用できます。
また、ExPingはアイコンをダブルクリックするだけで、実行できます。デスクトップなどにショートカットを作っておくと便利です。
そして、便利なのがExPingの環境設定が細かくできることです。設定を変更する場合は、「環境」タブをクリックします。
「設定」
繰り返し回数:ターゲットに対するPingの試行回数
※1回に設定すると、Pingが1発で完了します。「定期的に実行する」にチェックを入れ、「0分間隔」に設定すれば、「1回」でも繰り返し実行されます。
実行間隔:Pingの実行間隔です。
※ここの間隔が短いと結果のデータ量が膨大になる可能性があります。その為、特に指定がなければ、デフォルトの1000ミリ秒(1秒)でOKだと思います。
ブロックサイズ:Pingのブロックサイズ
タイムアウト:Pingに失敗した場合のタイムアウト時間を設定します。
TTL:パケットの有効期間
繰り返し順序:ソートしない or 端末でソート
繰り返し回数が2以上の場合、ソートしないと連続で同じ宛先にPingするようになる為、端末でソートがいいでしょう。
ここで、実行間隔とタイムアウトの設定を小さくすることで、ネットワークの切り分けをすることが可能になります。
実際にTeraTermでの操作遅延が発生しているサーバに対して、小さい間隔で連続Pingを実行したところ、タイムアウトが確認でき、ログを確認したところ、ネットワークの問題を確認できて助かりました。Pingはたいしてサーバに負荷を与えないので、長時間の調査になりそうだったら切り分けに使えます。