よろづやアンテナ

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windowsのコマンドプロンプトのPingは簡易確認でテストエビデンスには向いていない

仕事でインフラエンジニアをしていますが、サーバだろうがネットワークだろうが、サーバの死活確認でよく利用するのがPingです。通信制御をしていてもPingは許可しているということはあると思います。そして、私も仕事で毎日とは言いませんが、Pingは使っています。


そして、Pingも色んなところで実行しますが、Windows標準のコマンドプロンプトPingって意外と使いにくいですよね。


オプションで色々と指定はできますが、windows10で、pingのオプションで間隔、タイムアウト時間指定ができません。会社でPing断を確認したいという話があったんですが、その場合も、タイムアウトや送信間隔を指定しようという話になりましたが、コマンドプロンプトでは細かい指定ができないのです。


サンプルとして、以下はコマンドプロンプトPingのオプションです。

 

使用法: ping [-t] [-a] [-n 要求数] [-l サイズ] [-f] [-i TTL] [-v TOS]
            [-r ホップ数] [-s ホップ数] [[-j ホスト一覧] | [-k ホスト一覧]]
            [-w タイムアウト] [-R] [-S ソースアドレス] [-c コンパートメント]
            [-p] [-4] [-6] ターゲット名

 

オプション:
    -t             中断されるまで、指定されたホストを Ping します。
                   統計を表示して続行するには、Ctrl+Break を押してください。
                   停止するには、Ctrl+C を押してください。
    -a             アドレスをホスト名に解決します。
    -n 要求数      送信するエコー要求の数です。
    -l サイズ      送信バッファーのサイズです。
    -f             パケット内の Don't Fragment フラグを設定します (IPv4 のみ)。
    -i TTL         Time To Live です。
    -v TOS         Type Of Service (IPv4 のみ。この設定はもう使用されておらず、
                   IP ヘッダー内のサービス フィールドの種類に影響しません)。
    -r ホップ数    指定したホップ数のルートを記録します (IPv4 のみ)。
    -s ホップ数    指定したホップ数のタイムスタンプを表示します (IPv4 のみ)。
    -j ホスト一覧  一覧で指定された緩やかなソース ルートを使用します
                   (IPv4 のみ)。
    -k ホスト一覧  一覧で指定された厳密なソース ルートを使用します
                   (IPv4 のみ)。
                   応答を待つタイムアウトの時間 (ミリ秒) です。
    -R             ルーティング ヘッダーを使用して逆ルートもテストします
                   (IPv6 のみ)。
                   RFC 5095 では、このルーティング ヘッダーは使用されなくなり
                   ました。このヘッダーが使用されているとエコー要求がドロップ
                   されるシステムもあります。
    -S ソースアドレス
                   使用するソース アドレスです。
    -c コンパートメント
                   ルーティング コンパートメント識別子です。
    -p             Hyper-V ネットワーク仮想化プロバイダー アドレスを
                   ping します。
    -4             IPv4 の使用を強制します。
    -6             IPv6 の使用を強制します。



私がよく使うオプションが「-t」の連続Pingですね。Windows標準のpingだと使うオプションはこれくらいです。ではよく調べられると思いますが、Windowsの標準で使用できるコマンドプロンプトPingは使えるのかというと、タイトルにもありますが、簡易確認ではいいですが、テストエビデンスには向いていないので、やはり、他のやり方を考えたほうがいいです。


では、pingのオプションで間隔、タイムアウト時間指定ができないはどうしたらいいのかというと、やっぱりexpingです。特に感覚を短くしてより細かい結果を確認したい場合は、コマンドプロンプトでは無理ですね。ちなみに、、、LinuxCentOSpingは細かい指定が可能です。


ということで、Windowsで間隔、タイムアウト時間指定したい場合は、Expingがおすすめです。ダウンロードはこちらから。

ExPing 複数の対象にPINGを連続実施(vecter)

 

Expingの便利なところは複数窓を開いて同時に色んな宛先に対してPingテストを実行できる点ですかね。後、CSVとして保存もできますし、コマンドプロンプトの簡易Pingよりもおすすめです。特に試験のエビデンスなどはExpingで取得しておいたほうがいいですね。


※持っていると意外と便利なギガ対応のスイッチングハブ。現場で使う事がたまにあります。価格も1000円ちょっとと信じられなくらい安いです。

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