突然ですが、みなさんは今の仕事に満足していますか?
私はこれまでインフラエンジニアとして10年以上仕事を続けていますが、この仕事は自分に合わないと思いつつも、お客様に満足してもらえる時は、やはり、やりがいを感じます。
逆に、同じような仕事をしていたとしても、負け試合のような仕事をしなければならないときがあります。その場合や、やりがいどころか、疲弊する時間を過ごさなければなりません。
仕事の場合、どちらかというとやりがいを感じている人よりも、生活の為に、イヤイヤ仕事をしている人のほうが多いのではないでしょうか。
何にしても、仕事は決して楽ではないのは事実です。そして、個人的には仕事が難しい理由は、仕事が人間を絡むことにあると思います。なぜなら、人間は個性がバラバラですからね。
さて、仕事にやりがいがあるとか、ないとかという話題で、こんなニュース記事がありました。
本当は全然高くなかった日本人の仕事への「熱意」
「本当は全然高くなかった日本人の仕事への熱意」とありますが、個人的には日本人って勤勉と言われて、熱意があるように感じている人もいる?のかもしれませんが、これはどうなんだろうと思う事がよくありました。
記事によると、いま日本人の働き方、職場のあり方があらためて問われていて、政府は「働き方改革」を看板政策として掲げ、企業も改革に本腰を入れるようになったとありますが、実際は何も変わっていないのが現状ではないでしょうか。少なくとも、私の周りで変化があったように感じる事はないですね。
記事によると、これまで日本人は勤勉だと言われ続けてきたが、いま問題になっている「働き過ぎ」はその副作用ともいえるとあります。そして、こんな投げかけがされています。
しかし、そもそも日本人は本当に勤勉なのだろうか?
私は日本人は、周りと合わせる傾向があったり、自分を押し殺して、先輩、上司に従う人が多い事が、過度な労働時間を作っているのでは?と思います。海外ドラマなどを見てもらうと分かりますが、外国の場合、上司に自分の意見を言ってキレる部下が意外と多い。
一方、日本ではそういったシーンはないことはないでしょうが、割合は少ないのではないかと思います。日本人は我慢が仕事みたいな印象があるのは自分だけでしょうか。
そして、この記事の重要なところはここです。実際のデータとしてもありますが、日本人のエンゲージメントは28カ国の中で最低だったとあります。
一見すると勤勉そうだが、仕事に対する熱意は低い。すなわち安定しているが受け身で消極的な日本人の働き方がそこから読み取れる。
記事にもありますが、こういった働き方が向いている場合もあるようです。例えば、工業社会には適していたとあり、とりわけ少品種大量生産型システムにおいては標準化された製品を迅速かつ低コストで生産することが重視され、労働者にはコツコツと勤勉に働くことが求められたとあります。
しかし、今の時代は、技術、知識、情報、デザインなどソフトウエアが大きな価値をもつようになり、その結果、人間には創造性、革新性、勘、ひらめき、感性、判断力など人間特有の能力が求められているとのこと。
そして、質が重要になっているとあります。確かに、私の従事するIT関連の仕事なんてまさに質が重要視されます。ただし、質と言っても定義が難しいので、今回はここについては割愛しますが、少なくとも、仕事に対するやりがいがないというのが今回、分かった面白い実態です。
また、その仕事に納得しないまま、仕事をしなければならない事もよくあります。チームマネージメントがうまくいっている職場ならまだしも、多くの場合は、不条理を感じながら、仕事をしていることが多いのではないでしょうか。
しかし、残念ながら、そういった職場は未だに多く存在する為、重要なのは自分自身を変えることしかないのです。そこで自分に問うのが「今やっている仕事は本当の楽しいか?」という事です。
ちなみに、同じ業種の仕事でも、職場や人間関係がちょっと変わるだけで、以前はやりがいがあった仕事が、真逆になることがありますので、仕事の在り方は意外と簡単ではないことがわかります。その為、仕事に熱意をもって取り組むというのは、日本においては意外とハードルが高いのではないかと思いますね。
個人的に仕事を楽しくする方法には持論がありますが、長くなるので別の機会にでも。