ESXiにパッチを適用すると、ビルド番号が変わりますが、それに伴いVMwareToolsが古いバージョンのままなので、アップグレードが必要になります。
セキュリティパッチなどは適用しなければならない訳ですが、これを適用するとVMwareToolsのアップグレードをするか、しないかという話になります。
なぜ、こういった話になるかというと、VMware Toolsのアップグレード後に再起動が必要になる事があるからです。
>>VMware Tools のアップグレードに Windows ゲスト オペレーティング システムの再起動が必要かどうか判断する (2093703)
この件については、上記のKBに情報が記載されています。
ちなみにLinuxは再起動が必要とありますが、影響を受けるすべてのサービスを再起動とあります。このサービスについては、リンク先の情報が分かりにくいので、別途、確認として、、、
また、Windowsの場合も、OSのバージョンによって変わるようですが、まず、Vista以前かどうかで変わるようです。
Windows Vista 以降で VMware Tools 5.1 を実行している場合、次の場合に再起動が必要となることがあります。
●1 つまたは複数の VMware Tools がインストールされている●最後のインストールまたはアップグレード以降にコンポーネントが更新されている
●コンポーネントをアップグレードするのに再起動が必要である
そして、再起動が不要な場合というのが、いくつかのドライバーを除外した場合に再起動が不要になるとあるのですが、例えば、VMNICのドライバーがE1000の場合。
VMwareの推奨がVMXNET3なので、これを採用している場合は、再起動が必要になりますね。
と、再起動が不要という状況は中々難しい気がしますね。
そう考えると、セキュリティパッチ適用後は、VMware Toolsのアップグレードに伴い仮想マシンの再起動が必要になるので、注意が必要です。
仮想マシンを提供するようなクラウド業者は、セキュリティパッチ適用後も、VMware Toolsは古いままで運用しているんでしょうね。おそらく。
自システムだけで運用しているならいいですが、仮想マシンを提供しているような場合、仮想マシンの再起動をさせられないので、一貫性を保つのは難しい気がしますね。