最近、副業、起業系の悪徳商法がニュースになる事が多いですね。そもそも、こういった悪徳商法は、情報弱者を狙ったものなので、普段から予備知識さえあれば気付けるのですが、楽に稼ぎたいとか、今の仕事が辛くて楽になりたいとか、考えている場合に騙されやすいです。
実際、私も楽に稼げる系で何度か騙されそうになった事がありますが、実際、楽に稼げない方法の方が長く稼げますし、やはり、楽に稼げるものってすぐに飽和します。
その為、重要なのが稼ぎ続ける事だと思う訳です。そして、今回、事件としてニュースになったのが「せどり」です。せどり自体は、これまでもよく取り扱われる副業の手法で、よくあるのがブックオフなどで安く本を仕入れてアマゾンなどで高く売る方法です。
個人的には時間の割には非効率だと思ってやったことがないんですが、これが悪徳商法で使われているようです。こういった情報を事前に知っておくといいですが、知らないと騙されるかも。
こちら。
「せどり」初摘発!>古本ネット転売、「稼げる」とうその疑い 3人を逮捕
記事によると、最近、せどりがもうかるというキーワードがありますが、せどり自体は、かなり前からある手法です。そして、今回は、せどりを勧誘として使った側が捕まったという話です。
最近、「競取り(せどり)がもうかる」などというネット上の都市伝説が広がっていますが、今回は、初の「勧誘」側の摘発となりました。
実際今回の摘発でも、下記の朝日新聞2016年11月15日付け報道によると、「購入者は「転売後の利益はほとんどなかった」「一番多くて月に千円ほどだった」などと話しているという。」と報道され、新手の内職商法とも評価できる「悪徳商法詐欺事案」だろうと思われます。
摘発は、消費者被害の摘発では定評のある宮城県警です。
そして、以下に摘発された会社が書かれていますが、なんと3年くらい前から苦情があったそうです。
今回摘発されたクリック・スクエアに関しては、3年くらい前からネット上では苦情が出始めていたようです。 →Yahoo知恵袋=「㈱クリックスクエアという会社から連絡があり」=2013/11/21 15:34:09~「せどり」という言葉自体が商取引用語であり、一般の市民が行う行為であっても、事業行為にあたることが一般に明らかであり、事業者規制がかかることになります。
ですから、今回のように取り扱う商品が古本のように古物であれば、古物営業法の規制にかかり、また取り扱う商品が新品であっても、通信販売として、特定商取引法の規制が、それぞれかかることに注意しなければなりません。~
基本は30万円の初期費用がかかり、毎月5万円の収益があるというものですが、それでもどうかと思いますよね。。。
そして、普段から愛読している日刊SPAにこんな記事がありました。
自己啓発セミナーで100万円以上も騙された人々
無人島 数ある自己啓発セミナーの中、誇大広告のようなネーミングのものも存在する。セラピストを目指す吉原ミカさん(仮名・35歳)が“セミナージプシー”の末、たどり着いた先が120万円の「無人島セミナー」だった。無人島に10人程度のグループで行き、自分自身で生きる方法を探すという。場所は海外の島だが、直前になってこの島が無人島でないと知った。
「日本ではまだ知られていない島だったのですが、調べてみると日本人の私設観光大使がいたり、日本人用ホテルがあったり、普通の観光地だったんです」
まず金額が高くてびっくりしますね。よく参加しようと思いますよね。120万円ですよ。そして、観光客のいないエリアを使うため、無人島気分は味わえたが、道具などはすでに用意されており、結局ただのキャンプ状態だったとのこと。
「男性なら魚を捕ったりする役割が与えられますが、女性は調理とか気遣いを要求されるので、想像以上にストレスが大きかった。さらに、同じ作業をしていても気にいられるのは美人のほう。セミナーどころか、究極の原始社会を体験したわけです」
講師のスピがかった一声で目が覚めた
「友達が2人も突然死して、命より大事にしていたペットが逃げてしまった。家族もがんになり、独身で仕事もプライベートもトラブル続きでまさに八方塞がり。そこで、『引き寄せを極めて起業』という150万円のセミナーに申し込んでしまった。心が弱っていたのでただのビジネスものよりしっくりきたんです」と語るのは、亀井翔子さん(仮名・31歳)。
「『六本木勤務、事務職、月給25万円~』という今どき好条件すぎる求人広告があり、飛びついた先が『たった1分で20万が手に入る』という情報商材を売りつける会社でした」(中島千枝さん・仮名・29歳)。
こういった体験談も参考になりますが、世の中、楽に稼げるはないと思ったほうがいいです。汗水働いて稼ぐからお金は価値があるんです。後は、以下にビジネスチャンスに気づけるかでしょう。そして、行動力。
誰かにすがりすぎるのは危険という話でした。