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病気とは程遠いと思っていた身近な人が統合失調症になってしまった

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私のブログでは、健康を一つのテーマにしています。


というのも、私自身、子供の頃はとても病気がちで、健康的な生活を送る事ができませんでした。主な病気としては、小児ぜんそくと、ネフローゼ症候群です。


小児ぜんそくは、3歳くらいにはかかっていたと親から聞いています。そして、ネフローゼ症候群は、小学校5年生の林間学校行事の後くらいに発症しています。


ちょうど林間学校で先生が撮影したビデオで、私が「疲れた、しんどい」と口にしている映像があり、先生が「〇〇君は、このころから体調が悪かったんだね。」と言われ、その言葉自体が辛かった事を憶えています。


私の10代は、病気によってネガティブ思考に陥り、人生を楽しむ事にストップをかけていた時期でした。そこから、人生のある出会いによって、私の人生はプラスに動くようになるのですが、それまでは、辛い人生を歩んでいました。


それだけ、病気というものは、人の人生に大きな影響を与えるものだと思っています。もちろん、それを克服できればいいですが、長年、病気に悩まされ続けている人もいると思います。


私自身、病状が改善されたからよかったものの、腎臓透析とかなっていたら、今の自分とはまた違った人生を送っていたと思います。さらに、様々な出会いにより、今は、「人生を濃密に生きてやろう!」と心から思っています。だから、毎日、エキサイトできて楽しいです。


そんな中、先日、ある身近な人が統合失調症になってしまいました。
※ブログのメインテーマではないので、その人との関係性は伏せさせてもらいます。


実は、その人はとてもそんな病気になるような雰囲気はないような、元気な人だったのですが、発症してしまいました。本人も、「まさか自分がこんな病気になるなんて・・・」と言っていました。


症状は、幻覚幻聴です。


話を聞くと、部屋にいる時に、自分を責める声がするそうです。


「おまえはだからダメなんだ!」
「お前の会社の同僚は、ほんとうはお前に辞めて欲しがってる!」
「(寝ようとすると)お前なんか寝かせねえよ!」
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色んな表現で、自分を責めてくるそうです。しかも、幻聴による、言葉責めは続くので、眠る事もできません。


この度、症状が悪化してしまい、それが行動に出てしまった為、措置入院となりました。お見舞い時には、気持ちは安定していましたが、これから長い戦いになるかもしれないとの事でした。


病院にお見舞いにいったのですが、その際に、待合室にある書籍が置いてありました。以下の書籍です。「ツレがうつになりまして。」と「統合失調症がやってきた」です。

 

7年目のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

 

統合失調症がやってきた


ツレがうつになりまして。」は、映画化もされたので、知っている人は多いと思います。漫画形式なので、とても読みやすい本で、スラスラ読めます。タッチが軽いので、コミカルに見えますが、書かれている内容は結構重いです。


ツレ(旦那)は、嫁の言葉で自分の命を奪う行為を想像してしまうという話があります。実際、私も、本業のシステムエンジニアの仕事が大変だった時、軽い鬱と診断された事があります。その時の苦労を知っているので、精神病がどれだけ辛いかは、多少は理解できます。


そして、松本ハウスの「統合失調症がやってきた」です。時間の関係で、内容は最初の方しか読めませんでしたが、その内容もかなり重いです。学生時代に、幻聴で「脇が臭い」と聞こえ、学校に行くのが怖くなります。そして、耐え切れなくなって、(実際は臭くないと診断されるのですが)脇の手術をしてしまいます。


手術後、幻聴がなくなったと思ったのもつかの間、再び、「臭い」という声に悩まされる。。。そんな内容が書かれていました。


精神病と言うものは、とても辛いものです。周りのフォローがなければ、中々回復する事は難しいでしょう。かく言う私もかなり後遺症に悩まされました。私の場合は、強くなる事と、目標を持つことで克服できました。


一番ひどい時は、月曜日の朝、仕事に行きたくなくて”ぶつぶつ”独り言を言っているのを、今の嫁に聞かれた事があります。おそらく、その時は、「この人大丈夫だろうか?」と心底不安だったと思います。


私は統合失調症の経験はないですが、どちらの症状も、一つの原因として、自分を追い詰めるタイプの人間がなるのではないかと思います。


私も当時、システムエンジニアの仕事でうまくいかない事をすべて自分のせいにしていました。その時、設計業務の経験数が短いにも関わらず、一人で客先に常駐し、これまで経験した事のないプレッシャーの中で仕事をしていました。おそらく、自分を責め続け、ストレスが蓄積されて、精神が参ってしまったのだと思います。


その統合失調症になった知人も、仕事に真面目なタイプです。話を聞いていると、最近、仕事がうまく行っていなくて、自分を責め続けてしまったのではないかと思います。


そして、溜まり溜って、爆発した・・・というイメージでしょう。ストレスも徐々に蓄積されていくので、その小さな違いに日々気づかない。そして、ストレスが許容範囲を超えて、一気にあふれてしまう。


私は幸い、人生のいいところも、悪いところも色々と経験する事ができました。だから、今の自分がいかに幸せであるかを日々、実感していますし、残りの人生を無駄に過ごしたくありません。


病気を克服したからこそ、自分の人生に価値を見出せるようになったのだと思います。


元気な人、恵まれている人には、気付かない世界があります。その世界は、実際に経験しないと、ピンと来ないかもしれません。それが、鬱であり、統合失調症などの精神的な病気なんだと思います。


そして、それを経験しているからこそ、伝えたい事ですが、自分の限界が来る前に逃げ出すことは決して悪い事ではありません!


私も、実は、何度も逃げ出しました。ただし、きちんと準備して、職場に迷惑をかけないように辞めました。そして、自分を励ましてくれる様々な人に出会いました。


だから、今は自分の限界を知る事ができました。


そして、もう一つ伝えたい事。それは、鬱などの精神病は、他人事ではなく、自分にも起こりうる病気だという事です。実際、統合失調症は、100人に1人の病気だと言われています。これって、かなりの割合ですよね。


つまり、それだけ身近な病気であるという事を理解しておく必要があります。


そして、最後に。


自分を追い詰めるタイプの人は、他の人に甘えるのが苦手です。辛くてもひた隠しして、ストレスを溜めこんでいきます。私は、自分が回復したきっかけの一つが、オープンになる事だと思っています。


以前よりも、人に悩みや相談を簡単にできるようになりました。以前は、間違いなく、今より完璧主義でした。


人に頼る事は、決して悪い事ではありません。むしろ、抱え続けて爆発するほうが、自分や周りにとって悲しい結果になる事が多いです。


今の時代、人間同士の関係が薄くなっていると言われています。そして、日本経済も、さらに低下していきます。こんな時代だからこそ、お互いに助け合えるような関係を築き上げる事が大切だと思います。 


現状、病気と闘っている人は、長く暗いトンネルの中にいると思います。そのトンネルに入るのも大変ですが、抜け出すのも大変です。だからこそ、今、元気な人は、そこの深いトンネルに迷い込まないように、自分を見つめなおしてみてください。


人は、一人で生きていくのは、大変ですから。