よろづやアンテナ

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3年間で570万円失ったパチンコ依存症主婦の家族の人生は終わっている

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最近、様々な人と資産構築の話をしていく中で気付いた事があります。それは、私の周りには、ギャンブル好きの同僚が想像以上に多いという事です。


私自身が全くギャンブルをしないので、余計に気になるのかもしれませんが、パチンコ、スロットが大好きというよりも、中毒なのでは?という人が結構います。


私自身はギャンブルで苦い経験をした事がないのですが、実は私の母親が昔、パチンコにはまっていました。


当時、父親は母親にすべての給料を渡していました。そして、型枠大工に転職してまもなかった事もあり、自分の小遣いはコーヒー代くらいしか持っていかず、ほとんど家庭にお金を入れていました。


話を聞いてうるっとしたのですが、当時、父親はそのなけなしのお金を貯めて、同僚にコーヒーを奢っていたそうです。


そして、最初は母親もパートに出て真面目に働いていたようですが、そこで出会った遊び仲間の影響で、ギャンブル(パチンコ)を憶えてしまったのです。


結果、家のお金にも手を出すようになり、それが父親にバレて、夫婦喧嘩が絶えない家庭になっていきました。私はそのころ、持病のぜんそくと腎臓(ネフローゼ)を患っていたので、家庭の不仲と自分の環境から、精神的に辛い時期を味わいました。


その後、母親は家にいる事は少なくなり、ちょうど私が大学生になったころは、二人は完全に別居していました。


個人的には別居したこと自体は、むしろよい方向に向かったのですが(喧嘩がなくなった)、ギャンブルは人生を狂わせる可能性があるとても危険なものであるという意識がそこでできました。


だからこそ、自分はギャンブルに興味がないのかもしれません。


ちなみに、ギャンブルの依存性の高さを証明している事があります。実は、私の母親は一度自己破産しています。その時はすでに離婚していたのですが、借金返済するのに長期的に時間がかかったのは言うまでもありません。


しかし、借金返済後、またギャンブルを初めてしまったのです。。。


その後、更年期障害など様々な問題も起き、生活環境は悪化していき、色んな問題を家族で向き合いながら、今はギャンブルも止めて落ち着いています。むしろ、今が一番仲がいいかもしれません。


こんな経験からも、ギャンブルは人生を破滅させる可能性がある危険なものだと思っています。


そもそも、ギャンブルは一つの事業で、親元が稼げるしくみがありますから、通常、最終的に利益を出し続ける事は難しいと思います。


実際に、私の周りでギャンブルで利益を上げ続けているという人は聞いた事がありません。つまり、人生においてギャンブルがもたらすものは不幸しかないのでは?とも考えてしまうのです。


そして、こんなニュースがありました。

 

3年間で570万円失ったパチンコ依存症主婦の家族の人生は終わっている


信じられないかもしれませんが、なんと3年間でパチンコで約570万円の損失を出しているというものです。


リアル『闇金ウシジマくん』570万円失ったパチンコ依存の主婦の闇


ちなみに記事によると、2014年に、厚生労働省が発表した国内のギャンブル依存症患者はなんと536万人。最も多いとされるのがパチンコで、20~30代の主婦がハマるケースが相当目立つとのこと。


ギャンブルがやめられない、止まらない!パチンコ依存妻と紹介されていますが、まさに私の昔の母親のようです。
 
「息抜きのつもりで行ったら、いきなり23連チャンして10万円の大勝ち。大当たりが続く快感が脳に焼きついてしまい、毎日ホールに通うようになりました」

 そう語るのは、パチンコ歴3年の矢代あおいさん(仮名・33歳)。埼玉県在住。3年前、初めて打ったパチンコで大勝ち。以来、子供の学校がある平日はほぼ毎日ホール通い。

 毎朝、9歳の息子を小学校に送り出し、急いで家事を済ませると、ホールが開店する10時前には店頭に並ぶのが日課だ。

「さすがに地元は人の目が気になるので打ちに行くのは隣町のホール。夕方まで毎日7~8時間打っています。昼食は台を離れる時間がもったいないので食べません」

 

そして、さらに怖いのが負け続けて膨らんだ3年間の損失額は570万円にもという話。
 
 これでトータル収支がプラスならまだ救いがあるが「調子が良かったのは最初の数か月だけ」。次第に負けが込み始め、独身時代に貯めていた200万円は1年とたたずに使い果たしてしまう。

 だが、すっかりパチンコ依存になってしまった矢代さんに自制心はなく、パチンコから足を洗うどころか、ますますのめり込むように。

「パチンコしてる夢を頻繁に見るくらいなので、病気です(笑)。」

 マイホーム資金に充てるつもりだった夫婦共有の貯金にも手を出して、600万円あったのに現在の残高は230万円。それでもパチンコをやめることができない。


なんとお金が必要になり体を売る人もいるようです。リアル流星ワゴンです。まぁ、ギャンブル依存症の女性からしたら風俗で働くのもそれほど辛くはないのかもしれないですけどね・・・。


ただ、自分の嫁がそうだと知ったら相当ショックですが。


あくまで個人的な意見ですが、結婚する相手がギャンブル好きかどうかは、事前にしっかりと調べておいた方がいいと思います。もちろん、すべての人がギャンブルで人生を破滅させているとはいいません。うまく付き合っている人もいると思います。


しかし、何かのはずみにハマり過ぎて、大事な財産を使いこんだり、お金が理由で家族がバラバラになる事もあるのです。


人生は一度しかありませんから、大事な決断が必要な時はしっかりと熟考する必要があるのです。

ギャンブル依存症 (生活人新書)