泉 正人さんは、日本ファイナンシャルアカデミー 代表/金融学習協会理事長で、日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、ファイナンシャル教育の必要性を感じ、日本ファイナンシャルアカデミーを設立されたそうです。
また、受講生は8万人を超え、独立系ファイナンシャル教育機関として日本最大級となり、経済入門、会計、財務、経済新聞の読み方、マネープラン等から、株式投資スクール、不動産投資スクール等の投資の学校まで幅広い、「経済とお金の教養が身につくマネースクール」を運営しているとAmazonの説明にあります。
なるほど、レビューにもある日本版金持ち父さん、貧乏父さんという内容も理解できますね。
さて、著者は給料の少ないと言われてる美容師の仕事から、星さんというメンターとなる人に出会い、人生を変えて、大きな資産を得たという話です。
実は私の知人にも資産300億円を保有する資産家がいますが、その方も元は美容師だったので、何か通じるものがあります。
人は何か変えなければと思わなければ、変わらないのだと思います。
書籍の内容ですが、著者は”お金を増やす能力は、運動神経と同じもの”と言っています。
実際、星さんという方に様々な学びを得て、著者は美容師から様々な経験を経て、不動産投資を実践するまでに至ります。それも元々お金があったからできたのではなく、給料の少ない見習い美容師からのスタートで、そこにたどり着いたのです。
つまり、状況が不利でも、頑張れば誰でもたどり着けるという事ですね。
ちなみに、著者はこの書籍を書いている時は、すでに15億円の不動産を所有しているそうです。それも、星さんというメンターに出会い、お金の勉強をし、28歳のときに不動産投資を始める為に、がむしゃらに働いて700万円を貯めたそうです。
まず、普通の人がそこまで頑張れるかという事自体が、やはり努力のレベルが高いのだと思います。
星さんの言葉に、”私も運だとは思わない。見えないところで努力しているんだよ、成功している人はね”とうものがあります。
よく成功するのに運は必要だと言われます。しかし、成功者はただのラッキーなのではなく、日々、成功する為の努力の中で起こった奇跡を運と呼んでいるのだと思います。それは、行動しなければ起きない運なのです。
私も以前、輸入ビジネスで1000万円近くの年商を稼いだ事があります。あれも、輸入ビジネスを始めなければ起きなかったですし、私もあるヒット商品を見つける事ができたのを運がよかったと思っています。
しかし、その運も行動し、リサーチを続けなければ見つからなかったと思います。
著者は目指していたトップスタイリストの夢をあきらめ、一度フリーターになります。生活の為に、色んな仕事をしていくのですが、どれも「何か違う」と思い、そして辞めるという事の繰り返しだったそうです。
そして、トップスタイリストを目指していた時は、目標があってそれに突き進んでいたのですが、その時は、目標もなく、生活苦も重なり、経済苦と性子音的な苦痛でそうとう参っていた時期だったそうです。
その時も星さんの言葉で、変化が始まります。
”人をうらやんでいるだけでは、何も始まらない。昔は、うらやむは、「心病む」と書いたんだ”
そして、著者は決意をし、IT業界に転職します。このあたりの行動は、自分が当時、地元の日雇い作業員をしていた時に、このままではダメだと思い、IT業界に転職したのとかぶって、当時の気持ちが懐かしく感じました。
その後、著者は起業し、不動産投資を始める訳です。
重要なのは、最初の一歩として投資を始める事ができる程度のお金を稼ぎ出すことです。ここにたどり着かないと、いつまで経っても、貧乏人は貧乏人のままです。
その為には、本業であれ、副業であれ、稼ぐ力をつける必要があります。
最後に、書籍内にある星さんの格言のある言葉をいくつか載せます。
”モチベーションのない人は、何をしても成功しないよ。動機を持ち続けることは大変なことだけど、動機を見失っちゃいけない。”
”人間は必ず他人より優れたところを持っている。ただ、本人にはそれがわからないだけなんだよ。”
”貧乏は人を作る「試練場」みたいなものさ”
”目標を高く掲げて失敗するより、実現可能なことから少しずつ取り組むのが賢明だよ”
他にも様々な名言が書かれていて、この書籍は良書だと思います。
人生において学ぶ事は多いですが、この書籍一つで、大きな学びがあるのではと思います。人生は言い訳をしても何も現状は変わりません。
成功するためには自ら進んで行動していく以外にはないのだと思います。
内容紹介「お金を増やす能力は、運動神経と同じもの」みなさんは「え、そんなはずないだろう」と感じるでしょう。僕自身、かつてはお金についての「運動神経」が全くない人間でした。読者のみなさんに一番知ってほしいのは、お金を増やすテクニックではありません。それよりも、お金を作り出す「考え方」や「発想」を身につけることのほうが大事なのです。