私のブログへのアクセスで、”円形脱毛症 死にたい”というキーワードで検索される事があります。
私も以前、円形脱毛症になった経験があり、かなり辛かったのを憶えています。当時、私は色々と仕事のストレスが溜まっている時期で、精神的に相当不安定な状態でした。
また、今振り返ってよくなかったのは、すごく真面目な性格をしていた事です。仕事がうまくいかない事をすべて自分のせいにしていました。
そして、無意識に自分自身を攻撃するようになったのです。
ただ、私の場合、お酒が好きで、仕事が終わった後はストレス解消でよく飲んでいました。
これがまた、よくなかったのかもしれません。日中帯は仕事のストレスにさいなまれながら、仕事が終わればお酒に頼る日々。
これを繰り返していると、日中帯も眠くなり、仕事も手につかなくなりました。
結果、なくならない仕事のストレスが溜まった結果だと思いますが、ついに円形脱毛症ができてしまいます。
それに気づいたのは、いつも利用している美容室で、担当してくれていた人に、”頭の後ろ部分に500円くらいのハゲができてますね。。。”と教えてもらった事です。
そこから、地獄の日々がスタートするわけですが、仕事のストレスだけでなく、人生初の円形脱毛症を経験するわけですから、2重苦のような状態になりました。
結果、軽いうつ病にまでなり、そこから抜け出す為に、会社を辞める事になります。
そして、会社を辞めて環境を変えたのですが、すぐに症状は回復しませんでした。しかも、運が悪く、環境がひどい現場で仕事をする事になったので、むしろ、症状は悪化しました。さらに悪い事にうつ病という症状から発展して、人の視線が怖くなる症状が出てきました。おそらく周りを気にし過ぎた結果だと思います。電車で目の前の視線が気になる。。。日常生活自体が苦痛になりました。
そして、その後、職業を変えようと考えるようになるのですが、以前の職場の後輩の言葉で、今井一度踏ん張る事を決めます。
そして、これがまた運悪く、環境の悪い職場だったのですが、ひどい環境の中でも仲間を見つける事ができ、前向きに頑張る中で、段々と精神的に強くなっていきました。いつまで続くか分からなかった暗いトンネルからようやく抜け出せました。今でこそ普通に語れますが、当時は本当につらかったです。これは経験した人しかわかりません。
結果、最初は産毛が生えてきて、半年後には、円形脱毛症である事は分からない状態になりました。
私は10代に小児ぜんそくと腎臓病で、健康な生活を送る事ができませんでした。
そして、社会に出ても、辛い事は色々とありました。そして、円形脱毛症で軽い鬱だったころも、人生終ったと思っていました。
しかし、何かのきっかけで人生は突然、前に進みだすことがあるのです。
私も、今の嫁がいなければ、この病気を克服できなかったかもしれません。当時、出勤前に会社に行きたくなくて、独り言をブツブツ言っていたそうです。
それを聞いて、すごく不安になったそうですが、当時、色々と励ましてくれました。
人は一人では生きていけません。そして、円形脱毛症も決して、恥ずべき病気ではありません。むしろ、真面目な人ほど、こういった病気になりやすいのです。
私がこの病気を克服できたのは、完璧主義を止めてからです。
これまでは、ろくに実力もないくせいに、完璧を求めていました。それが、自分を苦しめていたのです。
しかし、今は90点でいいと思っています。そして、完璧主義を止めてからのほうが、不思議と仕事が効率よくまわるようになったのです。
一度、円形脱毛症やうつ病になってしまうと、そこから回復するのに結構な時間がかかります。
私の場合、2年以上かかってしまいました。だからこそ伝えたいのは、無理しすぎない事です。精神や体に異変がでてきたら、一度、誰かに相談したり、医者に相談してみる事をオススメします。
そうする事によって、早期に環境を変えるチャンスを得るかもしれません。
何度も言いますが、一度、発症してしまうと、完治するまでに時間がかかる事が多いのです。円形脱毛症になると、負の感情にさいなまれてしまうかもしれません。
もし、そうなってしまったら、今の自分を受け入れ、そうなった原因を探り、改善させる事が大切だと私は思います。
いずれにしても、一人で悩んでいると、益々、マイナス思考になってしまいますので、気を許せる人やお医者さんに相談してみる事をオススメします。
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